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2005年5月14日 (土)

屋久島

田口ランディさんの「オカルト」を読む。

そういえば、この人の名前を旅の本で見た記憶がある。屋久島特集。光の雨降る島。

書店で手にとって、ぱらぱらめくって、そのグラビアのあまりの緑の濃さと瑞々しさに心を奪われて、そんなつもりもなく買ってしまったんだ。

屋久島をこんな風に紹介したはじめての人なんじゃないかな。体が動くうちに(ああ、ちょっと切ないけど)必ず行っておきたい島。トヨエツの映画「ミスティ」のロケはこの島でしょ。あの、あの緑に囲まれた独特の世界。

「オカルト」読み終わって、ランディさんのブログ覗きに行きました。びっくりしたのはランディさん、日本人だったの。

で、その「オカルト」の中に、お父さんについて語るところがある。ちょっとくせのあるタイプの男性なんだろうと思われますが、感情の起伏が激しくて、言うことがとても極端で、まわりにいるひとはぐったりしてしまう。そんな感じのエピソードがいくつかあって、彼女は「感情は力だと思う」と言う。

感情は力である。

激しい感情は空気の重さを変える。怒っていたお父さんが眠りにおちると、途端に空気が軽くなったと言う。

これと同じこと、ワタシの回りでもよくあるな。いないと空気が軽い。いるとピリピリする。そんな人、いる。

最近は、怒りとはちがう、刺すような感情の波を感じることがある。あれって、何かな。誰かな。オフィスにいるときに感じるので、社内の誰か。ピリピリしてるのかな。それとも、ワタシがカリカリしてカキタテテルのかな。

ランディさんの屋久島についての記述を読む。

伝わってくる感情で、胸がいっぱいになります。何十回も訪れているその森が、行く度に美しいと感じてしまう。悲しくなり、ごめんなさいと言いたくなるほど。好きすぎて、思いを人に伝えられなくなってきた、と。好きすぎてどうしようもない、なんてこと、最近ないでしょ。こんな風に誰かを好きになっちゃったらどうしようと思うよ。

近くに行って、目で見て、手で触れて、匂いを嗅いで、空気を吸い込む。五感以上のものを駆使して、好きだと感じるものを取り込もうとする。そういうことだね。それが好きなものに対する姿勢だとしたら、ワタシはとても正しいと思う。その素直さには自信がある。

   

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